ミュージカル『淡路の月に誓う』2026|公演日程・チケット・見どころ・謝珠栄さんインタビュー
淡路島に伝わる松王丸伝説を描く歴史ミュージカル『淡路の月に誓う』が2026年夏に上演。公演情報や見どころ、謝珠栄さんインタビューの内容まで詳しく紹介します。
この記事で分かること
- ミュージカル『淡路の月に誓う』2026年公演の日程・チケット・アクセス情報
- 松王丸伝説を題材にした物語や新脚本ならではの見どころ
- 謝珠栄さんインタビューから分かった作品への思いや観劇の楽しみ方
ミュージカル『淡路の月に誓う』が、2026年7月18日(土)から8月23日(日)まで、淡路島の「青海波 劇場 波乗亭」で上演されます。
淡路島に伝わる松王丸伝説を題材に、平清盛が夢見た新しい時代と、大輪田泊の整備に挑む若者たちの情熱を描く歴史ミュージカルです。

今回の公演は、新しい登場人物を交えた新脚本での再演。公開リハーサル後には、作・演出・振付を手掛ける謝珠栄さんに、作品へ込めた思いや淡路島で舞台芸術を育てる意味について話を伺いました。
ミュージカル『淡路の月に誓う』2026年公演情報

『淡路の月に誓う』は、淡路島西海岸にある「青海波 劇場 波乗亭」で上演されます。
公演は各回14時開演。公演時間は約60分予定なので、淡路島観光や食事と組み合わせて予定を立てやすい舞台です。

- 公演期間:2026年7月18日(土)〜8月23日(日)
- 会場:青海波 劇場 波乗亭
- 住所:兵庫県淡路市野島大川70
- 開演時間:各回14時00分
- 開場時間:13時30分
- 公演時間:約60分予定
夏休み期間にかかる公演です。淡路島へ車で向かう方は、観劇時間だけでなく、道路状況や駐車場に入る時間も見ておくと安心です。
上演スケジュール
公演日は、7月と8月の週末・祝日を中心に設定されています。
- 7月:18日(土)、19日(日)、20日(月・祝)、24日(金)、25日(土)、26日(日)、27日(月)、31日(金)
- 8月:1日(土)、2日(日)、3日(月)、7日(金)、8日(土)、9日(日)、10日(月)、11日(火・祝)、14日(金)、15日(土)、17日(月)、21日(金)、22日(土)、23日(日)
いずれも14時開演予定です。開場は開演30分前なので、自由席で観劇する場合は、到着時間に少し余裕を持たせたいところです。
チケット料金と購入方法
チケットは、公式予約ページやプレイガイドで案内されています。
公式情報では、指定席は一般4,400円、自由席は一般4,000円、小中高2,000円と案内されています。カンフェティでは、坂元健児さんのサイン入りポストカード付きチケットが自由席4,000円で販売されています。
会場へのアクセス
会場の青海波 劇場 波乗亭は、淡路島西海岸にある海の見える劇場です。
車の場合は、神戸淡路鳴門自動車道の淡路ICから約10分、北淡ICから約15分が目安です。高速バスを利用する場合は、神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」下車、徒歩約3分です。
各線三ノ宮駅からは約55分、JR舞子駅からは約25分と案内されています。明石方面からは、淡路ジェノバラインで岩屋港へ渡り、岩屋港のりばからシャトルバスを利用する行き方もあります。

レストラン『青の舎』
【青海波】淡路島で絶景レストラン『青の舎』&劇場エンターテイメントの世界を体験『波乗亭』
『淡路の月に誓う』は松王丸伝説を題材にした歴史ミュージカル

『淡路の月に誓う』は、淡路島の景勝地・絵島に祀られた、平清盛の侍童「松王丸」の逸話をもとにしたオリジナルミュージカルです。
物語の舞台は平氏全盛の世。平清盛は、宋国との交易によって富を得て、福原の地に新しい都を築こうとします。
そのために必要だったのが、大輪田泊、現在の神戸港の整備です。しかし、ちぬの海、現在の大阪湾は波が速く、工事は思うように進みません。
陰陽師は、龍神の怒りを鎮めるために30人の人柱が必要だと告げます。旅人たちが捕らえられようとするなか、清盛に仕える若者・松王丸が選ぶ道とは何か。
この作品では、港を造るという大きな夢と、そのために命を差し出すという重い選択が描かれます。歌、ダンス、和太鼓を交えながら、若者たちの情熱と誓いを舞台上に立ち上げる作品です。
作・演出・振付の謝珠栄さんにインタビュー
公開リハーサル終了後、ミュージカル『淡路の月に誓う』を手掛ける謝珠栄さんにインタビューしました。
作品を通して観客に感じてほしいこと、淡路島で芸術を育てることへの思い、そして3回目の上演だからこそ生まれた作品の深まりについて話を伺いました。

謝珠栄さんインタビュー
松王丸伝説を通して「人の命とは何か」を感じてほしい
『淡路の月に誓う』は、淡路島に伝わる「松王丸伝説」を題材にしたオリジナルミュージカルです。
謝さんは、日本各地に残されている物語の一つとして松王丸伝説を取り上げた理由と、作品に込めた思いを次のように語りました。
「日本中には、その土地に伝わるさまざまな素晴らしい物語が残っていると思います。その一つとして、淡路島の松王丸伝説を取り上げたミュージカル作品です」
物語の中心にあるのは、港の建設を成功させるため、自ら人柱になることを志願したと伝えられる若者の決断です。
平和な時代を生きる私たちにとって、人の命が大きな事業のために差し出されるという状況は、すぐには想像できないものかもしれません。
だからこそ謝さんは、この作品を通して、特に若い世代にも命について考えてほしいと話します。
「平和な日本で暮らしている若い人たちにも、この物語を見て、人の命とは何かということをいろいろと感じてもらえたらと思います」
歴史上の出来事を説明するだけではなく、一人ひとりの登場人物が何を守ろうとし、どのような思いで運命と向き合ったのかを舞台上で描く。
『淡路の月に誓う』は、現代を生きる観客にも静かに問いを投げかける作品です。
幼いころから親しんだ淡路島は「リゾート地にぴったりの島」
謝さんと淡路島との縁は古く、小学生のころには淡路島の海で遠泳をした経験があるそうです。
当時はまだ本州と淡路島を結ぶ橋もなく、現在ほど多くの人が気軽に訪れる場所ではありませんでした。それでも謝さんは、以前から淡路島に大きな可能性を感じていたと振り返ります。
「昔から淡路島は、兵庫県だけではなく、大阪を含めた近畿地方のリゾート地として発展していく島なのではないかと思っていました。当時は橋もなく、訪れる人も今ほど多くなかったと思いますが、リゾート地にはぴったりの場所だと思います」
温暖な気候に加え、海と山の両方に恵まれ、食材も豊富な淡路島。
謝さんは、観光地としての魅力だけでなく、芸術やエンターテインメントを育てる場所としても淡路島に可能性を感じています。
「気候も温暖ですし、食べるものも豊富で、海のものも山のものもたくさんあります。そうした淡路島で芸術を育てようとしているパソナさんの意気込みにも惚れ込みました」
舞台芸術の仕事や学びの場が東京に集中しやすいなか、淡路島に継続して作品を上演できる劇場があり、出演者やスタッフが経験を積めることにも大きな意味があるといいます。
「東京だけではなく、近畿地方にも芸術の分野で活躍できる場所をつくっていただいたことに、とても感謝しています。これからも、ここで育っていく人たちがたくさん出てきてほしいと思います」
観光地として訪れる淡路島で、土地に伝わる物語を、その土地の劇場で観る。
これは、都市部の劇場で観る舞台とはまた違う体験です。観劇後に海や夕景を眺める時間まで含めて、作品の余韻が淡路島の風景と重なっていくように感じられます。
3回目の上演で感じたアンサンブルメンバーの成長

『淡路の月に誓う』が上演されるのは、今回で3回目です。
作品の根幹となる物語や伝えたいテーマを大切にしながら、上演を重ねるごとに舞台は少しずつ変化しています。
その大きな要因となっているのが、舞台を支えるアンサンブルメンバーの成長です。
「主役を演じる方には外部から来ていただいていますが、周りを支えるアンサンブルは、初演のころにはまだ演技経験の浅いメンバーも多くいました」

初演から2回目、そして今回の3回目へ。稽古や本番で経験を重ねたメンバーが成長していく姿を、謝さんも間近で見てきました。
「1回目から2回目、そして3回目と、みんながさらに育ってくれていることが非常にうれしいです。作品も、より深く仕上がっていると思います」
同じ物語であっても、演じる人が成長すれば、登場人物の感情や舞台上での関係性も深まっていきます。
今回の公演は、約3年ぶりの上演であると同時に、淡路島で舞台芸術に携わってきた出演者たちの成長を感じられる公演にもなりそうです。
観劇前に知っておきたい見どころ
『淡路の月に誓う』は、歴史を知っていないと楽しめない作品ではありません。
ただ、観劇前にいくつかのポイントを知っておくと、舞台上のセリフや登場人物の決断がより受け止めやすくなります。
淡路島の物語を淡路島で観る特別感
この作品の題材になっている松王丸伝説は、淡路島の絵島に結びつく物語です。
土地に伝わる伝説を、淡路島にある海の見える劇場で観ることができるのは、この公演ならではの魅力です。
観劇後に淡路島の海を眺めると、松王丸たちが向き合った「ちぬの海」という言葉も、ただの歴史上の地名ではなく、少し近いものとして感じられるかもしれません。
歌、ダンス、和太鼓で描く若者たちの情熱
見どころは、物語の重さだけではありません。
平清盛の構想に心を動かされた若者たちの熱量を、歌、ダンス、和太鼓を交えて表現する舞台です。
歴史ミュージカルと聞くと少し難しそうに感じる方もいるかもしれませんが、音楽と身体表現があることで、登場人物の勢いや葛藤が感覚的に伝わってきます。
新脚本で深まる3回目の再演
2020年に劇場 波乗亭のこけら落とし公演として上演された『淡路の月に誓う』は、今回が3回目の再演です。
今回は新しい登場人物を交えた新脚本での上演。初演や前回公演を観た方にとっても、ただ同じ作品をもう一度観るのではなく、変化した物語と出演者の成長を感じられる機会になりそうです。
謝珠栄さんプロフィール
日本を代表するミュージカル演出家・振付家の一人。宝塚歌劇団をはじめ、東宝ミュージカルや全国各地の舞台作品で演出・振付を手掛け、ダイナミックな群舞と物語性を大切にした舞台づくりで高い評価を受けています。
近年は淡路島を拠点とした舞台芸術にも力を注ぎ、「青海波 劇場 波乗亭」で上演されるオリジナル作品の作・演出・振付を担当。地域に伝わる歴史や文化をエンターテインメントとして発信するとともに、若手出演者の育成にも積極的に取り組んでいます。
『淡路の月に誓う』では、淡路島に伝わる松王丸伝説を題材に、人の命の尊さや未来へ挑戦する若者たちの情熱を描き、歌・ダンス・和太鼓を融合させた歴史ミュージカルとして作品を創り上げています。今回の2026年公演では、新たな登場人物を加えた新脚本で、さらに深みを増した舞台を届けます。
淡路島観光と組み合わせるなら時間に余裕を
公演は14時開演、約60分予定です。
大阪・神戸方面から日帰りで行く場合も、昼過ぎに観劇して、夕方の淡路島西海岸を楽しむ流れが作りやすい時間帯です。
ただし、夏休み期間の淡路島は道路や駐車場が混み合うことがあります。車で行く場合は、開演時間ぴったりに着く予定ではなく、早めに到着しておくと安心です。
ランチを先にするか、観劇後にするかを決めておく
会場周辺でランチも楽しみたい方は、11時台から動き始めると余裕を持ちやすくなります。
公演会場と同じ敷地には和食レストラン「青の舎」、洋食レストラン「海の舎」もあります。
駐車料金は無料なので、早めに来て食事をしてから公演を楽しむのもよいですね。
観劇後にゆっくり食事をしたい方は、15時過ぎ以降の予定として考えると動きやすいでしょう。淡路島西海岸は夕景も魅力なので、観劇後に海沿いで過ごす時間を作るのもよさそうです。
どんな人におすすめ?
『淡路の月に誓う』は、淡路島観光の途中で立ち寄る公演としても、舞台を目的に訪れる公演としても楽しめる作品です。
特に向いているのは、淡路島の土地に結びついた物語を体験したい方、歴史ミュージカルが好きな方、歌やダンス、和太鼓のある舞台を近い距離で楽しみたい方です。
行く前に確認したい注意点
開催前の公演情報は、チケット販売状況や出演者、特典の有無が変わることがあります。
特に今回の公演は、太鼓衆がWキャストで案内されているほか、公式サイトではキャスト変更のお知らせやアフタートーク開催情報も発表されています。目当ての出演者がいる方や、観劇後のイベントも楽しみたい方は、観劇日を決める前に最新情報を確認してください。
また、会場隣接の有料駐車場は開演前の時間帯に混み合う可能性があります。車で行く場合は、無料シャトルバスで移動できる無料駐車場の利用も含めて、早めに到着する予定を立てておくと安心です。
カンフェティ限定の特典付きチケットは、販売枚数や対象公演が変更・完売する可能性があります。特典を目的に購入する場合は、購入画面で内容を最後まで確認してから手続きしましょう。
- 観劇日ごとの出演者、Wキャストの確認
- アフタートークなど公演日限定イベントの有無
- 指定席、自由席、特典付きチケットの違い
- 車で行く場合の駐車場と到着時間
- 高速バス、高速船の帰りの便
- 周辺で食事をする場合の予約や混雑
まとめ:淡路島で観るからこそ心に残るミュージカル
『淡路の月に誓う』は、淡路島に伝わる松王丸伝説をもとに、人の命、若者たちの誓い、未来のために行動することの意味を描く歴史ミュージカルです。
謝珠栄さんの言葉からは、この作品が一度限りの公演ではなく、淡路島の文化や人材を育てる作品として大切に磨かれてきたことが伝わってきました。
2026年公演は、新脚本での再演。初めて観る方にも、過去公演を観た方にも、淡路島で舞台芸術を体験する特別な時間になりそうです。
観劇を予定している方は、チケット、アクセス、駐車場、帰りの交通手段を早めに確認して、淡路島で過ごす一日の流れまで考えておくと安心です。

