大人も童心に帰る小さなジブリの街へ 触って遊んで発見する大阪展ガイド
床のすごろくを歩けば、そこは大人も遊べる小さなジブリの街。写真映えする仕掛けと、見落とさず楽しむコツを現地取材で紹介します。
この記事で分かること
- 大人も遊べる小さなジブリパークの見どころと体験内容
- 写真映えするスポットや仕掛けを見落とさない巡り方
- チケット、子供連れの注意点、アクセス、ショップ情報
大阪南港ATCギャラリーで開催中の「ジブリパーク展」で、最も体を動かして遊べるのが「小さなジブリパーク」です。
ジブリの大倉庫にある小学生以下の子供向けの遊び場「子どもの街」をモチーフにしていますが、この展覧会では大人も中へ入れます。床のすごろくを歩き、扉や小道具へ触れ、昭和のゲームで遊びながら、ジブリパークの5エリアを思わせる風景を巡ります。
本記事は、2026年7月17日のプレス向け内覧会で取材した内容です。一般来場時に撮影できない場所も、特別な許可を得て撮影しています。
(C)Studio Ghibli
最初にジブリパークの地図と歩みを確認
最初の部屋ではジブリパークの大型マップや過去のポスター、写真、映像が並ぶ導入展示があります。

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湯婆婆の次は小さな街
千と千尋の神隠しの湯婆婆の部屋を抜けると今回の展覧会のメインコーナー「小さなジブリパーク」に到着します。

床のすごろくは来場者自身がコマになる
床には、ジブリパークのポスターを模した大きなすごろくが描かれています。
「スタート!」から進み、ジブリパークのエリアを思わせる建物、風景、ゲームを探します。決められた順番で進まなければならない展示ではないため、空いている場所から見て回れます。

サイコロにも作品を思わせる絵がある
街の中には、すごろくのサイコロをかたどった椅子や立体物があります。
サイコロごとに描かれた図柄が異なるため、いろいろなサイコロを見つけて見ましょう。好きな作品のサイコロを見つけられるかな?

荒地の魔女は前後で姿が変わる
すごろくのコマには、『ハウルの動く城』の荒地の魔女もいます。
ぜひ後ろも見てくださいね。物語の前後を思わせる異なる姿が描かれています。


巨大なエビフライを抱けるベンチ
ジブリの大倉庫にある「カフェ 大陸横断飛行」をモチーフにした場所では、フードを巨大化したベンチに座れます。
大きなエビフライのぬいぐるみ、タルタルソースを思わせる白いクッション、付け合わせまで立体化されています。エビフライを持ち上げて写真が撮れますよ

周囲には、カフェだけでなく色鮮やかな建物も並びます。エビフライだけを大きく撮る写真と、街並みを入れた引きの写真では雰囲気が変わります。

店先の料理や小道具は触れる前に表示を確認
街には、赤と黄色の壁に囲まれた小さな店先があります。
容器に入った食材、飲み物、貼り紙など、大人のおままごとを思わせる小道具が並びます。

4人で座れる居酒屋は大人も盛り上がる
昭和の街角を思わせる居酒屋には、4人で囲める小さなテーブルがあります。
卓上にはビール、おでん、調味料などの小道具が置かれ、友達や家族で乾杯しているような写真を撮れますよ。

子供の街で居酒屋。
ちょっと大人になった気持ちで楽しめるかな?

アーヤとマンドレークのシンクロパペット
舞台のような場所には、『アーヤと魔女』のアーヤとマンドレークを表したシンクロパペットがあります。
足元には来場者が立つ位置を示す印があります。人形の動きと自分の動きを重ねる展示なので、立ち位置を合わせると、良い感じに撮れることでしょう。

銭湯「たまのゆ」は外観から浴場まで続く
「小さなジブリパーク」には、昔ながらの銭湯「たまのゆ」があります。
瓦屋根、暖簾、着替えをいれる棚の先に浴場へ進めます。
脱衣所にもいろいろ見どころがあるので、ゆっくり見てから進みましょう。

木札や脱衣棚にも遊びがある
銭湯の周囲には、木札を思わせる仕掛けや、番号が書かれた脱衣棚があります。

鎌爺が湯船に浸かっている神様たちの要望で薬草を調合しています。
その指示に使われているのが木札(湯札)です。
湯船から鎌爺に指示をしているようなシーンです。

「河の神」、「オオトリさま」と一緒に湯船へ
浴場には、『千と千尋の神隠し』の湯船を思わせる湯船があります。
「よきかな」というセリフが印象的な「河の神」と「オオトリさま」たちが湯船に浸かっています。
湯船の中央へ入り、顔を出せるようになっているので、一緒に湯船に浸かったような写真を撮って楽しめますよ


『借りぐらしのアリエッティ』では小人の大きさを体感
『借りぐらしのアリエッティ』を思わせる部屋では、ティッシュ箱、洗濯ばさみ、どんぐり、リンゴなどが大きく作られています。
大きなリンゴへ座ると、普段の生活用品が巨大に見える小人の感覚を写真にできます。全身を入れたい場合は、撮影する人が少し離れてください。

『ハウルの動く城』は壁の機械も動かして楽しむ
『ハウルの動く城』を思わせる大きな城の絵は、遠くから見ると建物の全体像が分かります。
煙突、家、金属の部品が重なった姿を見た後、近づいて機械の部分を確認しましょう。見る距離を変えることで、絵と立体の境目が分かります。

機械部分には、色の付いた円盤など動かせる仕掛けがあります。勢いよく回さず、次の人が使える状態へ戻してから離れましょう。

記念撮影だけでなく、裏側もしっかり見て!
街には、記念撮影を楽しめるスポットがあります。
赤と黄色の建物には、雑貨や本が積み重なった室内が描かれています。入口の左右で色や形が大きく異なるため、建物全体を入れた写真が向いています。

立体的な木や石垣と組み合わされています。窓、屋根、煙突、庭のウサギなど、家の周囲にも細かな絵があります。

写真を撮ろうと建物の中に入ったら、カメラには映らない奥の方まで、しっかり世界観が描かれています。
カレーショップや公衆電話に昭和の街らしさ
黄色い壁の「カレーショップ トンちゃん」には、ショーケース、貼り紙、店名入りの箱が並びます。
実際の飲食店ではありませんが、値段や商品を読み比べると、架空の街に生活があるように感じられます。

近くには、緑色の電話機が入った小さな公衆電話ボックスがあります。
受話器や貼り紙は、昭和の街で実際に使われていた設備を思わせます。正面から撮ると背景の家まで入り、街の中に電話ボックスが立っていることが分かります。

受話器を取ると、なんと スタジオジブリの偉い方 お二人の声が聞けますよ。
誰が登場するかは、受話器を取ってからのお楽しみということで。

壁には、豚の女の子が描かれた「ときめき」のミニチラシがあります。
1980年代の電話ボックスは、なぜか こういうピンクチラシがたくさん貼られていましたね。

豚の人物が机へ向かう仕事場には、書類、画材、吸い殻、調味料まで置かれています。
ジブリのスタジオ 仕事をする宮崎駿監督
宮崎駿監督だと思われる豚の仕事部屋で、隣に座って写真を撮ることができます。
吹き出しの言葉だけでなく、机の上を順番に見ると、忙しく働いている宮崎駿監督の雰囲気が伝わります。

宮崎駿監督は、豚の姿をした自画像を公開したこともあります。
白猫便の停留所と森の通路
街の端には、「白猫便」の案内が付いた小さな停留所があります。
背景の森は板状の木を重ねて作られ、上には水面のような青いパーツが浮かんでいます。正面から見た後、横へ回ると奥行きの作り方が分かります。

ゲームセンターは懐かしさとジブリの遊びが混ざる

「小さなジブリパーク」には、昔のゲームセンターを思わせる一角があります。
店の看板、椅子、床の模様、ゲーム機が小さな空間へ詰め込まれています。
盤面の小さなコマを動かすゲーム
卓上には、白や黄色の小さなコマが並ぶゲームがあります。
インベーダーゲームをイメージしたキャラクターの形になっていますが、ジブリのキャラクターたちが描かれていて、とてもかわいいです。

新幹線ゲーム風の機械も登場
壁際には、昭和時代のデパート屋上やゲームコーナーで見かけた機械を思わせるゲームが並びます。
中央の青い機械は、コインを使って進める新幹線ゲーム風の仕掛けです。世代によって懐かしく感じる場所が違うため、親子で遊び方を話すきっかけにもなります。

「頭(カシラ)」へやさしくタッチ
「おいおいタッチ」は、『千と千尋の神隠し』の「頭(カシラ)」へやさしく触れて遊ぶゲームです。

軽くさわると、少し遅れて「オイ」という声を発します。
3体いるので、いろんなタイミングで触って「オイ」の重なりを楽しむことができます。
仕掛けが隠れている

フォトスポットが並んでいる奥にトイレのような場所が隠されています。
中に入ると、クラゲの世界。とってもきれいです。便座の中は水槽になっているようで、泳いでいる生き物がいました。
ジブリパークから大阪まで運ぶ貨物列車
小さなジブリパークの最後には貨物列車があります。
ジブリパークから大阪まで展覧会の展示物を運んできたのかな?
中を覗き込むと、いろんな発見があって楽しいかも。
ショップは展示を見終えた人だけが利用できる
展覧会の終盤には、特設ショップがあります。
棚にはインコマントロフィー、インコパン、すごろく、ハク竜などをモチーフにした商品が並びます。欲しい商品があっても、展示途中でショップだけ先に利用することはできません。

ショップ全体は赤いカーテンに囲まれ、中央には金色のインコマンが掲げられています。
原則として再入場できないため、買い物を終える前に出口へ進まないようにしましょう。

食のコーナー、なりきり展のレポート
ジブリパーク展のジブリ飯を徹底解説!草壁家・タイガーモス号・千尋の屋台
チケットは日時指定。早く着いても前倒し入場はできない
通常券は、9時から16時30分まで30分ごとに入場時間が指定されています。
指定時間より早く到着しても入場できません。ATC内で食事やトイレを済ませ、指定枠の時間に入口へ向かってください。
- 一般:1,900円
- 中学生・高校生:1,600円
- 4歳~小学生:1,000円
- 3歳以下:日時指定券を持つ付き添い者と入場する場合は無料
- 会場での当日券販売:なし
購入後の変更、キャンセル、払い戻し、再発行はできません。紙チケットを選んだ場合は、入場前に発券が必要です。
ジブリパーク展 入り口付近の展示、千と千尋の神隠し 湯婆婆の展示
大阪で「ジブリパーク展」開幕!初公開の巨大ハク竜や遊べる展示を取材
子供連れは遊べる前半を優先
子供はゲームや銭湯、巨大な食べ物を先へ進みたくなり、大人は壁の細かな文字や造形を見たくなることがあります。
家族で来場するなら、「小さなジブリパーク」で子供が体験したい場所を先に回り、後半の資料展示は疲れ具合を見ながら進むと無理がありません。
ベビーカーのまま入場できます。貸し出し用も数台ありますが、事前予約はできません。多目的トイレとロッカーはITM棟2階、授乳室はオズ棟北館3階です。
アクセスはトレードセンター前駅から徒歩2分
最寄り駅は、Osaka Metro南港ポートタウン線の「トレードセンター前」駅です。駅から会場までは徒歩約2分です。
車の場合はATCの駐車場を利用できますが、夏休みや土日祝日は周辺イベントと重なる可能性があります。時間指定券へ遅れないためにも、公共交通機関を優先すると安心です。
小さなジブリパークは“探す時間”まで確保したい
「小さなジブリパーク」は、目立つフォトスポットだけを巡れば短時間でも進めます。
しかし、荒地の魔女の裏側、店の貼り紙、本棚、木札、天井の仕掛けまで見ると、同じ街を何度も振り返ることになります。その寄り道こそが、ジブリパークらしい楽しみ方です。
ゲームを遊ぶ時間、グループで写真を交代する時間、ショップで商品を見る時間も必要です。入場後の予定は詰め込みすぎず、発見した場所へ戻れる余裕を残してください。
「小さなジブリパーク」のよくある質問
大人だけでも中へ入って遊べますか?
大阪展の「小さなジブリパーク」は、大人も中へ入って遊べます。ゲーム、居酒屋、巨大エビフライなど、大人同士でも参加しやすい展示が多くあります。
床のすごろくは順番どおりに進む必要がありますか?
決められた順番で進む必要はありません。混雑時は空いている展示から見て、後で戻る方が周囲の人と重なりにくくなります。
ベビーカーのまま入れますか?
ベビーカーのまま入場できます。貸し出し用も数台ありますが、事前予約はできません。狭い展示では周囲を確認し、無理に入り込まないようにしてください。
ショップだけ利用できますか?
ショップだけの利用はできません。「ジブリパーク展」へ入場した方が利用できます。原則再入場できないため、買い物は退場前に済ませてください。
会場内で飲み物を飲めますか?
会場内で飲食はできません。体調不良や水分補給など事情がある場合は、自己判断で退場せず、近くのスタッフへ相談してください。

