ディズニー最新映画「ウィッシュ」ディズニーマニアじゃなくても楽しめる鑑賞ポイント徹底紹介
ディズニー好きへのラブレターと言われるほど、オマージュがたくさんの映画ウィッシュ。ディズニーにあまり詳しくなくても楽しめる鑑賞ポイントをまとめました。映画を見る前にぜひ読んでほしい
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ディズニーの最新長編映画「ウィッシュ」は、スタジオ創立100周年の記念作品としてテレビやSNSでも取り上げられていて、気になる人も多いのではないでしょうか?
本作はディズニー好きへのラブレターと言われるほど、オマージュがたくさん。
もちろんマニアじゃなくても楽しめるので、今回はディズニーにあまり詳しくない方にも興味を持ってもらえるような鑑賞ポイントを紹介します!
マニア向け 小ネタ集は次の記事で
■ディズニー最新映画「ウィッシュ」とは?
「ウィッシュ」がどんな映画なのか、あらすじやキャラクター紹介をふまえて解説します。
◆ディズニー社100周年記念作品
「ウィッシュ」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーの創立100周年を記念して2023年に公開された映画です。
監督を務めたのは、「アナと雪の女王」シリーズを手掛けたクリス・バック、
「アナと雪の女王」や「モアナと伝説の海」のストーリーボードを制作したファウン・ヴィーラスソン。
これまでのディズニー・レガシーを様々な場面に散りばめたディズニーの集大成と呼ぶに相応しい作品になっています。
◆「ウィッシュ」あらすじ
国民が18歳で成人すると魔法使いのマグニフィコ国王に願いを捧げる、ロサス王国。
人々の願いは国王の手で安全に守られますが、願いを捧げると、その内容をさっぱり忘れてしまいます。
年に一度の儀式で彼に選ばれたいくつかの願いは、王が叶えてくれる決まりです。
17歳の少女アーシャは、祖父の100歳の誕生日に彼の願いを叶えてもらおうとマグニフィコの弟子に志願します。
お城で面接を受けるアーシャは、王が沢山の美しい願いを保管しているのを目にしました。
それと同時に彼が願いを主有する真の理由に気づき、アーシャは国王の意志に背いてしまいます。
祖父やみんなの願いを救いたいアーシャは、ある晩、星に願いをかけました。
すると夜空からスターが現れ、夜空が魔法のように光ったり、相棒の子ヤギのヴァレンティノが喋ったり、不思議なことが起こります。
アーシャはスターと仲間たちの助けを借りて、人々の願いを開放すべくマグニフィコ王に立ち向かうのでした。
◆「ウィッシュ」登場キャラクター(字幕/吹き替え キャスト敬称略)
出典:ウォルト・ディズニー・スタジオ公式Instagramアカウント
・アーシャ(アリアナ・デボーズ/生田絵梨花)
もうすぐ成人する明るい少女。
家族を愛し、ロサスへやってきた人々に王国を案内するなど思いやりのある性格。
幼い頃、亡き父に星が願いを導くと教えられ、願いの力を誰よりも信じている。
・スター
アーシャが願いをかけた夜、空から現れた願い星。
言葉はしゃべらないが表情とアクションが豊かで、ひょうきんで正義感が強い。
人々の願いを救うため、アーシャに協力する。
・ヴァレンティノ(アラン・テュディック/山寺宏一)
アーシャの良き相棒であり、ムードメーカーの子ヤギ。
生後三週間でありながら、人間の言葉を話すときは渋いイケボになる。
・マグニフィコ(クリス・パイン/福山雅治)
ロサス王国の国王。
若い頃に遭遇した悲劇によって魔法を習得し、力のある魔法使いとなる。
国民には強くてかっこよく優しい王として慕われているが、実際はプライドが高く邪悪な野望を持つ。
・アマヤ(アンジェリーク・カブラル/檀れい)
ロサス王国の優しくて美しい王妃。
マグニフィコをそばで支え、魔法は使えないが国民のことを第一に考えている。
・サビーノ(ヴィクター・ガーバー/鹿賀丈史)
アーシャの祖父、通称はサバ。
温厚で優しい性格だが、100歳を迎えようとしてもまだ願いを叶えてもらっていない。
・サキーナ(ナターシャ・ロスウェル/恒松あゆみ)
アーシャの母親。アーシャとサビーノ、ヴァレンティノと暮らしている。
・アーシャの7人の友人たち
個性的な性格を持つアーシャの友人たち。アーシャの計画に賛同し、協力する。
出典:ウォルト・ディズニー・スタジオ公式Instagramアカウント
ダリア(ジェニファー・クミヤマ/大平あひる)
眼鏡をかけた黒髪ボブの少女で、賢い性格。
アーシャの親友で、お城でお菓子作りの仕事をしている。
ガーボ(ハーヴィー・ギレン/蒼井翔太)
背が低い茶髪の少年で、怒りっぽい性格。
仲間たちの中では最年少。
サイモン(エヴァン・ピーターズ/落合福嗣)
緑の帽子をかぶった青年で、いつも眠たそうにしている。
仲間たちの中で唯一成人していて、王に願いを捧げた。
ハル(ニコ・バーガス/青野紗穂)
パンツルックの色黒な少女で、明るい性格。
いつも機嫌が良く、仲間たちのムードメーカー。
サフィ(ラミー・ユセフ/岡本信彦)
茶色い帽子をかぶった少年で、アレルギー持ちでいつもくしゃみをしている。
お城の鶏を可愛がっている。
ダリオ(ジョン・ルドニツキー/宮里駿)
紫色の帽子をかぶった少年で、とぼけた性格。
ボーッとしているようにみえるが、行動力がある。
バジーマ(デラ・サバ/竹達彩奈)
オレンジ色のワンピースを着た少女で、恥ずかしがり屋な性格。
突然姿を現し、仲間たちをびっくりさせている。
■吹き替え・字幕どちらがお薦め?
「ウィッシュ」はミュージカルシーンが多数登場するアニメーション映画。
となると、やはり鑑賞するときには吹き替えと字幕のどちらを見るかで悩んでしまうと思います。
筆者は最初は吹き替え、2回目は字幕で鑑賞しました。
結論を言ってしまえば、吹き替えと字幕どちらもお薦めです!
出典:ウォルト・ディズニー・スタジオ公式Instagramアカウント
吹き替え版はドラマや音楽、アニメなど各界で活躍されているキャストが名を連ねています。
アーシャ役を務める生田絵梨花さんの魅力については、こちらの記事で紹介しました。
声優陣の中に好きな俳優さん、声優さんがいるのでしたら、ぜひ美しい映像と共に吹き替え版で見ることをおすすめします。
出典:DisneyMusicVEVO公式YouTubeチャンネル
字幕版もキャスト陣の歌唱力の良さが光り、聴きごたえ満点です。
アーシャ役のアリアナ・デボーズさんは、スピルバーグ監督のミュージカル映画「ウエスト・サイド・ストーリー」でアニータ役を演じ、第94回アカデミー助演女優賞を受賞しました。
のびやかでハリのある歌声は、アーシャの歌唱シーンでも発揮されています。
マグニフィコ役のクリス・パインさんは、ディズニーの実写ミュージカル映画「イントゥ・ザ・ウッズ」でもその美声を披露していました。
また個人的に、字幕版は吹き替え版よりも言葉のニュアンスがわかりやすいかと思います。
映像の美しさと字幕を同時に目で追うのは少々忙しいですが、キャラクターの心情の変化を細かく読み取りたいなら、字幕版がおすすめです。
■鑑賞前に押さえたいポイント
映画を見る前に知っていると「ウィッシュ」の魅力をより感じられるポイントを、以下にまとめました。
◆主人公はプリンセスなのか?
ヒロインのアーシャを見て、彼女が新しいプリンセスなのか気になっている人も多いかと思いますが、アーシャはプリンセスではありません。
彼女は王家出身のキャラクターではなく、ロサス王国の国民の一人です。
シンデレラや「美女と野獣」のベルのように、劇中で王家出身の男性と恋に落ちることでプリンセスになるヒロインもいます。
しかし「ウィッシュ」にはヒロインのロマンスストーリーは含まれておらず、アーシャはやはりプリンセスというより新たなディズニーヒロインと呼ぶべきでしょう。
◆劇中に多数登場する多国語
出典:DisneyMusicJapanVEVO公式YouTubeチャンネル
作品の舞台であるロサス王国は地中海地方にあり、さまざまな場所から人が集まる王国。
そのため、キャラクターたちの話す台詞や名前にも多国語が目立つのが特徴的です。
アーシャは祖父のことをサバと呼びますが、これは単なるニックネームではなく、ヘブライ語で「おじいちゃん」という意味です。
吹き替え版だと冒頭のサビーノの登場シーンにサバという言葉が登場するので、あらかじめ知っていると2人の関係性がわかりやすいかと思います。
またアーシャはヒンドゥー語で「希望」という意味で、国王の名であるマグニフィコはスペイン語で「壮大な」という意味。
言語は違えど、キャラクターの名前がそれぞれの個性を現しているのが面白いですね。
◆最低限知っておきたいディズニーオマージュ
「ウィッシュ」には、これまで公開されたディズニー映画のオマージュが至るところに隠れています。
ディズニーに詳しくなくても、この3作品のオマージュだけでも知っておくとより映画を楽しめますよ!
出典:ディズニー公式YouTubeチャンネル
【白雪姫】
1937年公開の世界初の長編フルカラーアニメーション映画。
アーシャの7人の友人たちは、7人の小人をモチーフにしています。
ダリアはドック(せんせい)、ガーボはグランピー(おこりんぼ)というように、彼らのイニシャルは、小人たちと同じなのです。
白雪姫のヴィランであるウィックド・クイーンは、魔法の鏡を所有し、自分が世界一の美しさを手に入れることに取り憑かれていました。
「ウィッシュ」の悪役であるマグニフィコ王も自他共に認めるハンサムで、鏡を見るのが好きなようです。
出典:ディズニー公式YouTubeチャンネル
【ピノキオ】
1940年公開の長編アニメーション映画。
主題歌の「星に願いを」は第13回アカデミー歌曲賞を受賞し、「映画史における偉大な歌100選」にも選ばれています。
ゼペットじいさんが星に願いをかけると、妖精のブルーフェアリーが現れて人形のピノキオに命を宿してくれました。
星に願いをかけるアーシャの姿は、どことなくピノキオの物語を彷彿とさせます。
出典:ディズニー公式YouTubeチャンネル
【シンデレラ】
1950年公開の長編アニメーション映画。
「ウィッシュ」の中で「フェアリーゴッドマザー」というキーワードが登場しますが、これは「シンデレラ」に登場する妖精の名前です。
フェアリーゴッドマザーはシンデレラに魔法をかけて、お城の舞踏会に行きたいという彼女の願いを叶えてあげました。
◆同時上映の短編・エンドロールも必見
本編から前に上映される短編作品と、エンドロールもどうか合わせて楽しんでいただきたいです・・・!
同時上映の「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」は、ディズニーのアニメーションスタジオからディズニーのキャラクターたちが現実の世界に次々と飛び出してくる豪華な作品です。
字幕版はディズニープラスで配信されていますが、映画館では特別吹き替え版が上映されます。
歴代ディズニー映画の日本語吹き替え声優が一同に介する豪華な特別吹き替え版は、ディズニーマニアでなくとも見ていて楽しい気持ちになれること間違いなし。
そして、本編が終わったあとのエンドロールにも続きがあります。
エンドロールは、「ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-」とのある“共通点”を見つけられるはずです。
最初から最後まで鑑賞することで、「ウィッシュ」がディズニー社100周年をお祝いする特別な作品であることを感じていただけると思います。
■ウィッシュ まとめ
ディズニー100周年を記念する映画「ウィッシュ」は、ディズニーマニアはもちろんのことディズニーに詳しくない方でも充分に引き込まれる魅力的な作品です!
あまりディズニーを知らないから見てもつまらないということはありませんので、ぜひ劇場で鑑賞してみてください。
今回はマニアではない方に向けて作品の魅力を紹介しましたが、マニアさん向けの記事は別の機会にお届けできればと考えています。
よろしければそちらもお楽しみに・・・!
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共通年パ歴12年、かわぐちさきこと申します♪
キャラクターとショーパレとミュージカルが大好きなDオタです。
学生の頃はディズニーのホスピタリティについて学び、シーでキャストもしていました。
本業の傍ら、大好きなディズニーの魅力を自分の言葉で伝えたいと思いハピエルさんのライターになりました。
楽しい記事をお届けできるよう頑張ります^^
(ニックネーム うらん)
この記事を監修した人
株式会社ハピエル 代表取締役
USJ専門家、USJファンとしてテレビ出演や番組制作協力、映像、写真提供を行う
USJ開業当初から約24年間通う。公式ファンクラブUSJファン クリスタルランク認定。USJ攻略法や混雑予想の情報発信を行う