400年前の京都へ会いに行こう。泉屋博古館 寛永行幸展2026のお出かけ情報
泉屋博古館の寛永行幸展へ行くなら、まず会期と料金をチェック。限定展示やチケット、アクセスまで、お出かけ前に知りたい情報をまとめます。
開催期間2026年9月5日(土) 〜 2026年10月18日(日)
この記事で分かること
- 寛永行幸展の開催期間・開館時間・休館日
- 入館料金とオンラインチケットの購入ポイント
- 限定展示の日程と泉屋博古館へのアクセス方法
京都市左京区の泉屋博古館で、寛永行幸四百年記念 特別展「寛永行幸と花の都の文化びと」が2026年9月5日から10月18日まで開催されています。3,226人が描かれた『二条城行幸図屏風』を軸に、東福門院和子ゆかりの衣裳や押絵、後水尾天皇、千宗旦、小堀遠州らの交流から、江戸時代初期に花開いた寛永文化をたどる展覧会です。
歴史の用語を追うだけではなく、行列を見物する京都の人々の姿や衣裳、贈り物に込められた人間関係まで見えてくるのが特徴です。現存最古の十二単と紹介される『東福門院御料 唐衣表着』は9月27日までの展示なので、この作品を目当てにする場合は会期前半の日程を確認しておきましょう。
このイベントってどんな内容?
- 3,226人を描いた屏風から400年前の京都をたどる特別展
- 歴史初心者も人物や衣裳、工芸から寛永文化を楽しめる
- 会期・料金・限定展示期間・チケットの注意点が分かる
取材レポートはこちら
泉屋博古館「寛永行幸と花の都の文化びと」見どころ|3226人の『二条城行幸図屏風』と東福門院
泉屋博古館「寛永行幸と花の都の文化びと」のおすすめポイント4点
おすすめポイント1:3,226人の『二条城行幸図屏風』を細部まで楽しめる
六曲一双の大画面には、後水尾天皇や東福門院、徳川家光らの行列だけでなく、沿道で見物する人々まで3,226人が描かれています。会場には高精細画像で細部を拡大できる展示もあり、実物の全体像と小さな人物の服装やしぐさを行き来しながら鑑賞できます。
おすすめポイント2:現存最古の十二単を9月27日まで展示
東福門院和子ゆかりの『東福門院御料 唐衣表着』は、現存最古の十二単として紹介される貴重な衣裳です。菊の文様や色の重なり、細かな刺繍まで近くで見られます。展示期間は2026年9月5日から9月27日までで、展覧会全体の会期より短い点に注意が必要です。
おすすめポイント3:行幸御殿の一端を伝える初公開の煙草入に注目
寛永行幸のために整えられた行幸御殿は、当時の姿を伝えるものがほとんど残っていません。本展では、御簾の縁に使われた裂と伝わる布を用いた彦根藩井伊家伝来の煙草入が初公開され、失われた御殿の色彩や格式を小さな品から想像できます。
おすすめポイント4:東福門院を起点に文化人の交流がつながる
東福門院が創作に携わった押絵、後水尾天皇の書や手仕事、千宗旦や小堀遠州、野々村仁清らの品々を通して、身分を越えた交流をたどれます。人物名を暗記するよりも、「誰が誰へ贈ったか」「誰と交流したか」に注目すると、寛永文化の広がりを理解しやすくなります。
開催期間・料金・チケットの基本情報
開催期間:2026年9月5日(土)~10月18日(日)
開館時間:10時~17時。入館は16時30分まで
会場:泉屋博古館(京都東山・鹿ヶ谷)
窓口料金:一般1,200円、学生800円、18歳以下無料
オンライン当日券:一般1,100円、学生700円。日時指定予約ではありません
京都・泉屋博古館「寛永行幸と花の都の文化びと」はどんな展覧会?
寛永3年(1626年)、後水尾天皇は大御所・徳川秀忠と将軍・徳川家光の招きにより京都の二条城へ行幸しました。天皇一家、公家、将軍、全国の大名が集まった大行列は京都の街を沸かせ、二条城では5日間にわたるもてなしが行われました。
本展は、その歴史的な出来事を泉屋博古館所蔵の『二条城行幸図屏風』から振り返り、さらに東福門院和子を起点に17世紀の寛永文化へ視野を広げます。東福門院は徳川秀忠の娘、徳川家光の妹であり、後水尾天皇の后となった人物です。武家と朝廷の両方に深く関わった立場を知ると、衣裳や調度、押絵に込められた背景も見えやすくなります。
展示は政治史だけに焦点を当てるのではなく、書、茶、陶芸、工芸、服飾などを通して、公家・武家・僧・茶人・職人が交流した時代を立体的に紹介します。歴史に詳しくない場合でも、屏風の人物探しや衣裳の文様など、目で分かる部分から入っていける構成です。
3,226人の屏風と東福門院からたどる5つの見どころ
見どころ1:上下で向きが違う『二条城行幸図屏風』の大行列
『二条城行幸図屏風』は、画面の上下で行列の進む方向が異なります。上段では後水尾天皇を中心とする一行が二条城へ向かい、下段では徳川家光らが御所へ天皇を迎えに向かう場面が描かれています。
最初に少し離れて全体を眺め、上下の流れをつかんでから近づくと、長大な行列の中で自分がどこを見ているのか分かりやすくなります。後水尾天皇の鳳輦、東福門院の牛車、徳川家光側の行列を探すことが、鑑賞の入口になります。
見どころ2:主役だけでなく沿道の見物客や服装を探せる
この屏風の魅力は、天皇や将軍だけではありません。堀川沿いの桟敷、茶や食事を楽しむ人々、思い思いの装いで行列を待つ見物客まで細かく描かれています。一人ずつ異なる服の柄やしぐさを見ると、国家行事と同時に、京都の人々が特別な一日を楽しんでいた様子も伝わってきます。
会場の高精細画像では、実物だけでは追いにくい小さな人物や馬具まで拡大できます。まず屏風全体の規模を感じ、次に気になった人物を拡大して確かめる流れなら、3,226人という人数の多さそのものを鑑賞体験に変えられます。
見どころ3:東福門院の十二単に残る色彩と菊・葵の意匠
『東福門院御料 唐衣表着』では、約400年前の衣裳に残る色彩、菊の文様、紐や帯の刺繍に注目です。東福門院が徳川家から朝廷へ入り、中宮となった時代の華やかさを具体的に感じられる展示です。
東福門院ゆかりの調度には、朝廷を連想させる菊と徳川家の葵が一つの品に表れるものもあります。装飾として眺めるだけでなく、徳川家の娘であり天皇の后でもあった東福門院の二つの立場を重ねると、意匠の意味がより立体的に見えてきます。
見どころ4:東福門院『能「楊貴妃」押絵』から贈る文化を見る
東福門院は最高級の品を所有するだけでなく、自ら創作に関わり、親しい相手へ作品を贈っていました。その代表が押絵です。布を組み合わせて人物や能の場面を表現する東福門院『能「楊貴妃」押絵』では、装束の重なりやわずかに見える裏地まで細かく表されています。
能『楊貴妃』や古典への理解を踏まえた布選びにも注目できます。作品そのものに加え、「誰に贈られたか」という人間関係を追うことで、東福門院を中心に文化人がつながっていく様子が見えてきます。
見どころ5:後水尾天皇、千宗旦、小堀遠州らを交流の物語で知る
後水尾天皇は大行列の中心人物である一方、自ら和歌を書き、文化人と交流し、手を動かして物を作った人物としても紹介されます。『和歌懐紙 詠寝覚月』や、自ら成形に関わったと伝わる水指などから、遠い存在に見える天皇の創作面へ近づけます。
千宗旦、小堀遠州、野々村仁清らも、それぞれを単独で覚えるのではなく、東福門院や後水尾天皇とのつながりを意識すると理解しやすくなります。書、茶道具、陶芸などジャンルの異なる作品が、人と人の交流によって一つの時代像へ結びついていくのが本展の面白さです。
歴史初心者や細かな美術表現を楽しみたい人におすすめ
歴史に詳しくない人は、『二条城行幸図屏風』の観客や服装、乗り物を探すところから始めると入りやすい展覧会です。東福門院については「徳川秀忠の娘・徳川家光の妹・後水尾天皇の后」という関係を押さえておくと、後半の衣裳や押絵、文化人との交流がつながりやすくなります。
一方で、服飾、工芸、茶、書、陶芸などを細部まで見たい人にも見どころがあります。大画面の屏風から手のひらほどの品まで展示のスケールが変化するため、一つのジャンルだけでなく、江戸時代初期の文化を横断して楽しみたい人にも向いています。
チケット・休館日・アクセスで知っておきたいポイント
オンライン当日券は日時指定ではない
窓口料金は一般1,200円、学生800円、18歳以下無料です。オンライン当日券は一般1,100円、学生700円で、日時指定予約ではありません。学生と18歳以下は入館時に証明書の提示が必要です。
オンラインチケットは申込完了後の変更・キャンセルができません。また、展示室が混雑した場合は入場制限や整理券配布が行われる場合があります。
休館日は通常の月曜日に加えて変則日がある
休館日は月曜日ですが、9月21日と10月12日は開館します。その代わり、9月24日と10月13日は休館です。会期中に祝日が含まれるため、来館日を決める際は日付まで確認しておくと安心です。
『東福門院御料 唐衣表着』は9月27日まで
展覧会全体は10月18日まで続きますが、現存最古の十二単と紹介される『東福門院御料 唐衣表着』の展示は9月27日までです。この作品を主な目的にする場合は、展覧会の終了日ではなく作品の展示期間を基準に来館日を選ぶ必要があります。
地下鉄「蹴上」駅から徒歩約20分、路線バスも利用できる
地下鉄東西線「蹴上」駅からは徒歩約20分です。京都駅からは京都市バス5系統で「東天王町」下車後、東へ200メートル。土日祝は105系統「宮ノ前町」下車すぐの経路も案内されています。
入館者専用の無料駐車場は乗用車10台までです。満車時は待つ場合があり、大型バスの駐車は予約が必要です。
「寛永行幸と花の都の文化びと」の開催情報・アクセス
- 2026年9月5日(土)~10月18日(日)
- 10時~17時(入館は16時30分まで)
- 泉屋博古館(京都東山・鹿ヶ谷)
- 一般:1,200円
学生:800円
18歳以下:無料
20名以上の団体 一般:1,000円
20名以上の団体 学生:700円
オンライン当日券 一般:1,100円
オンライン当日券 学生:700円
障がい者手帳等を提示する本人と同伴者1名:無料
- 月曜日。9月21日、10月12日は開館。9月24日、10月13日は休館
- 『東福門院御料 唐衣表着』は2026年9月5日~9月27日
- 〒606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24
- 地下鉄東西線「蹴上」駅から徒歩約20分。京都市バス「東天王町」下車後、東へ200メートル。「宮ノ前町」下車すぐの系統もあり
- 入館者専用無料駐車場あり。乗用車10台まで。満車時は待つ場合あり
- 当日券は2026年10月18日16時30分まで販売。日時指定予約ではありません。申込完了後の変更・キャンセル不可。混雑時は入場制限や整理券配布を行う場合があります
- 公益財団法人泉屋博古館、読売新聞社、京都新聞
- 京都府、京都市、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、公益社団法人京都市観光協会、NHK京都放送局
- 寛永行幸四百年祭実行委員会
- 芸術文化振興基金
カード下表示用の抜粋文
京都・泉屋博古館で、3,226人を描く『二条城行幸図屏風』や東福門院の十二単、押絵から寛永文化をたどる特別展です。
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京都・泉屋博古館で2026年9月5日~10月18日に開催。「寛永行幸と花の都の文化びと」の見どころ、3,226人を描く屏風、東福門院の十二単、料金やチケット、アクセスを紹介します。
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