
【アフター万博】“2度伐採されるはずだった命”が未来へ──涙のイチョウ移植、その奇跡の物語
万博閉幕後に迫った伐採の危機。それでも諦めなかった人々の想いが奇跡を生みました。泉佐野丘陵緑地で行われたイチョウ移植完了記念式典と、未来へ続くレガシーを紹介。
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大阪・関西万博の熱が続く中、
“これこそアフター万博”と呼ぶべき、心を揺さぶる出来事がありました。
それが、シグネチャープロジェクト
「Dialogue Theater – いのちのあかし」で象徴的存在だった
イチョウの木の移植完了記念式典です。
「Dialogue Theater – いのちのあかし」イチョウの木
このイチョウはもともと、京都・福知山市の校舎にあった一本の木。
推定樹齢100年のイチョウで、伐採予定だった木を半年かけて根回しし、夢洲へと移送されました。
本来であれば、再活用に伴い、伐採される予定だった“命”でした。
しかし、その運命は大きく変わることとなります。
万博のテーマ「いのち」を体現する存在として迎え入れられ、
184日間、多くの来場者とともに時を過ごしました。
いのちのあかしのパビリオンに訪れる多くのゲストを見守り、そして癒しを与えてくれた大きな存在でした。
ですが、ここからが本当のドラマだったんです。
◇2度目の伐採通知
万博終了後、
「期日までに移設できなければ伐採」 という厳しい現実が突きつけられます。
移植は困難を極め、 一度は“諦めムード”すら漂ったという。
それでも、諦めなかった人がいました。
プロデューサーの河瀨直美氏は
「切らない方法はないのか」と涙ながらに訴え続けました。
その想いに応えるように、 建築家・斎藤太一氏がランドスケープの再設計を決断!!

「自分の辞書に伐採の文字はない」と思いつつも一人で悩んでいた閉幕3日前になんと、シアターの階段を上ったバックヤードで、泉佐野市の千代松市長から 「うちで引き取りましょう」ととても力強い、手を差し伸べると声がかかったとのこと。
◇多くの人々の尽力でつながった命
その後も議会の承認など様々な障害がありましたが、「なんとかしたい」という強い思いが繋がっていきました。
ふるさと納税による資金調達の目処も立ち、関西経済連合会の松本会長をはじめ、多くの関係者の尽力によって、今日この場所への移設が実現しました。
こうして、多くの人の想いがつながり、 一度は失われるはずだった命は、未来へと繋がれました。
□イチョウ植栽移植完了記念式典 開催へ


そうして2026年6月14日 イチョウ植栽移植完了記念式典が泉佐野丘陵緑地で行われることになりました。
ここには今後、パビリオンの一部も移築予定となっています。
万博の“レガシー”として、この場所から新たな物語が始まろうとしています。
万博は終わっても、終わりじゃない。
そこにあった挑戦や想い、そして「いのち」を巡る物語が、こうして次の場所へと受け継がれていきます。
2度命を救われ、多くの方に癒しを与えたイチョウの木からは、溢れる何か見えないパワーのようなものを感じとることができました。
穏やかにそっと微笑んでる、そんな風に私には見えました。
正直、この話を現地で聞いて、私は涙が止まらなかったです。
これはただの記念式典じゃない。 ただの展示でもない。
これは、
人が本気で守ろうとした“いのちの記録”だった。
たった1本の木かもしれない。
ですが、その1本を守り抜くために、多くの方の想いと努力が実って今日がある、誰もが欠けては可能にはならなかったこの奇跡。



お祝いにはなんとミャクミャクもサプライズで登場し、会場を沸かせました。

笑顔が溢れる素敵なイベントとなり、多くのファンがイチョウの木の下で写真を撮っておられました。
◇アフター万博の本当の意味とは
アフター万博のイベントは今、あちこちで行われています。
ですが、このアフター万博のその本当の価値は、こういうところにあるのかもしれない。
終わったその先に繋がるもの、そしてそのことで巡り会えるご縁。
多くのご縁と巡り合わせによって、その奇跡が繋がっていく。
人との出会い、物との出会い、色んな出会いがあって、今日の私たちがここにいる。
今後この場所で多くの出会いやご縁で繋がっていく人々で溢れる場所になることを祈っています。
【動画】イチョウ植栽移植完了記念式典
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大阪を拠点に活動するYouTuber。
大阪・関西万博に通い続け、気づけば100回以上来場。
その魅力に惹かれ、現在は「アフター万博」の楽しみ方や、今しか体験できないイベント・スポットを発信しています。
実際に足を運んで感じたワクワクや感動を大切に、
グルメや期間限定イベントなど、“行きたくなる体験”をリアルに紹介。
次はEXPO2027横浜へ。
あの時の感動の続きを、これからも届けていきます。
この記事を監修した人

テーマパーク専門家(とくにUSJ、大阪・関西万博)、USJファンとしてテレビ出演や番組制作協力、映像、写真提供を多数行っています。万博の専門家として日経トレンディにインタビューが掲載されました。テーマパーク・展覧会の報道関係者向け取材も多数行い、魅力を発信しております。
株式会社ハピエル 代表取締役。テーマパークメディア ハピエル 編集長も兼務。USJ開業当初から約25年間通う。公式ファンクラブUSJファン クリスタルランク認定。1年間に50回パークへ。USJ攻略法や混雑予想の情報発信も行う。東京ディズニーランドには27年間通っている。

