
次の万博は“遊び”がテーマ?セルビア・ベオグラード万博2027の全貌
次の万博はヨーロッパ、セルビアの首都ベオグラードへ。遊びをテーマにしたEXPO2027の基本情報、見どころ、日本人が訪れる価値まで、旅気分でわかりやすく解説。
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次の万博は“遊び”がテーマ。セルビア・ベオグラード万博2027の全貌
大阪・関西万博が終わり、海外で開催される万博に興味がある人も多いのではないでしょうか?

次の舞台はヨーロッパ、セルビアの首都ベオグラード。
2027年に開催される「EXPO 2027 ベオグラード万博」は、これまでの万博とは一線を画す“あるテーマ”が掲げられています。
それが「遊び」。
一見すると軽く聞こえるこのテーマですが、実は未来社会を考えるうえで極めて重要なキーワードです。本記事では、セルビア万博の基本情報から見どころ、そしてなぜ今この万博が注目されているのかを詳しく解説します。
※画像引用 ベオグラード万博公式ホームページ、パンフレットより
EXPO2027ベオグラード万博の基本情報

まずは開催概要を押さえておきましょう。
セルビア万博(EXPO2027)は、2027年5月15日から8月15日までの約3か月間にわたり開催されます。
期間は93日間、来場者は約400万人規模、参加国は120カ国以上と見込まれています。
会場となるのはセルビアの首都ベオグラード。バルカン半島西部で初めて開催される万博となり、地域にとっても歴史的なイベントです。
大阪・関西万博と比べると規模はややコンパクトです。
それはセルビア・ベオグラード万博はBIE認定博覧会(通称 ミニ万博)で、大阪・関西万博の登録博覧会には無い開催ルールがあります。
そのうちの1つ。会場規模は25ヘクタールという制限があります。
大阪・関西万博は155ヘクタールなので約6分の1。USJやディズニーランドと比べても半分ほどの広さです。
下記の会場イメージ図のエキスポロケーション(パビリオンが集まる中心会場)の面積だと思われます。

その分、各国のパビリオンが隣接しているので、短い移動距離で多くの国を回りやすいでしょう。
ちなみに次の登録博覧会は2030年に開催されるリヤド万博です。
そちらの最新情報は次の記事をご覧ください
実際に建設中の会場へ行って見てきました。
リヤド万博2030年!サウジアラビアにて開催!行き方、パビリオンなど
セルビア・ベオグラードはどこ?
セルビアは、イタリア半島の東側、アドリア海を挟んだ内陸にあります。
オーストリアの南東方向に位置しています。
セルビアの首都はベオグラードで、ヨーロッパ南東部のバルカン半島に位置する都市です。
ドナウ川とサヴァ川が合流する交通の要衝で、周辺にはハンガリーやクロアチア、ルーマニアなどがあり、ヨーロッパの文化が交差するエリアとして知られています。
日本から直行便はなく、ドバイ(UAE)、ドーハ(カタール)、イスタンブール(トルコ)でトランジットして行くルートが一般的です。
大阪・関西万博でのセルビア館の展示内容

セルビアパビリオン
ベオグラード万博の情報を見る前に、大阪・関西万博でのセルビア館の展示を紹介します。


大阪・関西万博の時から、遊びをテーマにした展示が多かったです。
ピタゴラスイッチのような仕掛けをアナログとデジタルを使った演出になっていたのも面白かったです。


さらに、このパビリオンで作ったキャラクターがベオグラード万博に登場するという創作コーナーがありました。
ベオグラード万博では、どのパビリオンでそのキャラクターと再び会えるのか気になります
なぜ注目?セルビア万博3つの特徴
① テーマは「人類のための遊び」

セルビア万博最大の特徴は、そのテーマです。
掲げられているのは「人類のための遊び」。
遊びは単なる娯楽ではなく、文化や世代、国境を越えて人々をつなぐ普遍的な存在とされています。さらに、創造性を育み、社会の進歩にも大きく貢献する力を持つとされています。
これまでの万博は「技術」「環境」「未来社会」といったテーマが主流でしたが、今回の万博はより人間的で体験的な視点にフォーカスしているのが特徴です。
② 体験型・没入型が中心の万博

セルビア万博では、従来の展示中心のスタイルから進化し、体験型・参加型のコンテンツが主役になりそうです。
デジタル技術とリアルな空間を組み合わせたインタラクティブ展示やスポーツのアクティビティが多く導入され、来場者は「見る」だけでなく「参加する」ことで未来を体感できそうです。

例えば、遊びをテーマにしたプロジェクション体験や、身体を使ったアクティビティ、音楽やスポーツと融合したプログラムなど、まるでテーマパークのような構成が想定されています。
会場はひとつの未来都市
セルビア万博の会場は、単なる展示スペースではありません。
エキスポコンプレックスを中心に、各国パビリオン、テーマ別エリア、交流施設、宿泊機能を備えたエキスポビレッジなどが配置され、ひとつの街のような構成になっています。
来場者は会場内を移動しながら、異なる文化や体験を横断的に楽しむことができ、まさに「世界を旅するような体験」が可能です。
また来場者には関係がないかもしれませんが、エキスポビレッジはオリンピックの選手村の万博版。
各国のスタッフや関係者の宿泊施設が万博会場に隣接しています。
注目のパビリオンと体験内容

セルビア万博では、テーマに沿った複数の体験ゾーンが展開されます。
代表的なのが「遊びの力」をテーマにしたパビリオン。ここでは遊びがどのように創造性や技術革新につながるのかを、体験を通じて理解できる展示が行われます。
また、「共に遊ぶ」ゾーンではスポーツや音楽を通じた交流体験が展開され、来場者同士が自然にコミュニケーションを取れる設計になっています。
さらに、フォーラムでは専門家と一般来場者が意見を交換し、未来社会について議論する場も設けられます。
単なる展示ではなく、「体験・交流・議論」が一体化した構成が特徴です。
海外パビリオン・参加国
公式ホームページには下記の国が掲載されていました。
なんと、大阪・関西万博やSNSで話題のナウル共和国も出展!
どんな展示になるのか気になりますね。
スロバキア、ナウル、韓国、モナコ、ハンガリー、オーストリア、スイス、中国、バヌアツ、リベリア、マダガスカル、セーシェル、トルコ、ブルンジ、ジブチ、ガンビア、スーダン、エスワティニ、南スーダン、ギニアビサウ、エクアドル、モンテネグロ、セントルシア、レソト、ザンビア、アゼルバイジャン、タンザニア、ベラルーシ、赤道ギニア、ウズベキスタン、ロシア、コモロ、エチオピア、キューバ、ベネズエラ、ブルキナファソ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、イラン、サントメ・プリンシペ、ガーナ、タジキスタン、ウガンダ、アンティグア・バーブーダ、キルギス、アルジェリア、ネパール、ベリーズ、中央アフリカ共和国、カメルーン、ニジェール、ソマリア、イラク、カタール、ギニア、キリバス、マラウイ、ジンバブエ、モザンビーク、ソロモン諸島、ジョージア、キプロス、リビア、チュニジア、セントビンセント・グレナディーン、カーボベルデ、チャド、グレナダ、ギリシャ、フィジー、ドイツ、イタリア、トーゴ、アルメニア、イエメン、スリナム、マリ、パラオ、ミクロネシア、イスラエル、南アフリカ
日本館もベオグラード万博に登場
日本館テーマ 「ともにあそび つながる 日本のあそび心」が発表されています。
ショーやイベントも充実

展示だけでなく、イベントプログラムも充実しています。
音楽ステージではソロパフォーマンスから大規模オーケストラまで幅広い演出が行われ、スポーツプログラムでは参加型の競技や体験イベントが展開されます。
また、来場者が記録に挑戦するようなインタラクティブ企画も予定されており、「観るイベント」から「参加するイベント」へと進化している点が印象的です。
日本人が行く価値はある?
結論から言えば、十分に行く価値があると思います。
大阪・関西万博を体験した人にとっては、世界中の人が集まって万博を盛り上げる その空間に行くだけでも感動でしょう。
また、大阪・関西万博では出展しなかった国が多数ベオグラード万博で出展します。
新しい国を知れるチャンスですね。
遊びをテーマにした万博は珍しいので、ベオグラード万博で体験しなければ、二度と体験できないかもしれません。
また、ヨーロッパ旅行やベオグラード観光と組み合わせることで、観光と万博を同時に楽しめるのも大きな魅力です。
ベオグラード観光スポット モデルコース
ベオグラード1日モデルコース
【午前中】街の入口から歴史へ
・クネズ・ミハイロヴァ通りを散策
・カフェで軽く朝食(セルビアはコーヒー文化が強い)
【昼】絶景のハイライト
・カレメグダン要塞へ
・ドナウ川×サヴァ川の合流点を一望
【午後】文化とスケール
・聖サヴァ大聖堂
・内部の金モザイクを見学
【夜】グルメと雰囲気で締め
・スカダルリヤで夕食
・生演奏+セルビア料理
セルビア料理
・肉中心(牛・豚・ラム)
・グリル料理が主役(炭火系が多い)
・味付けはシンプル(塩・ハーブ中心)
・パン・チーズ・ヨーグルトも重要
日本人でも食べやすい料理が多いようです。
■チェヴァピ
ひき肉ソーセージをグリル。パン+玉ねぎ+ヨーグルトソースの料理
■プレスカヴィツァ
バルカン版 巨大ハンバーガー
■サルマ
キャベツで肉と米を巻く東欧系の煮込み料理
■カイマク
クリームチーズ+バターの中間でパンや肉に合わせる
■アイヴァル
パプリカベースのペーストで肉料理と相性抜群
スイーツはトルコ系のバクラヴァ。
種類が豊富で濃厚な甘さ。トルコお土産に買って帰る人も多いと思いますがセルビアでも食べられます。
ラキヤというフルーツ蒸留酒もあります。
ベオグラード万博 行き方
ベオグラード万博会場は、ベオグラード・ニコラ・テスラ空港 (BEG|LYBE)に近い立地です。
日本(成田空港、関西空港)からだと、直行便がないためトルコ・イスタンブール空港経由で約16時間〜17時間、ドバイ経由で約20時間です。
空港から会場まではタクシーで約15分ほどの距離にあります。
ホテルが多い街の中心部まではタクシーで約30分ほどの距離にあります。
タクシーアプリUberは利用できず、CarGoや現地アプリのPink Taxi Beogradを使うとぼったくりのリスクがなく安心です。
まとめ
セルビア・ベオグラード万博2027は、「遊び」という新しい視点から未来社会を描く万博です。
体験型・没入型の展示、都市開発と一体化したスケール、そして人と人をつなぐテーマ。これまでの万博とは異なる魅力が詰まっています。
大阪万博の次に訪れる“次世代の万博”。
その進化を、現地で体感してみてはいかがでしょうか。
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テーマパーク専門家(とくにUSJ、大阪・関西万博)、USJファンとしてテレビ番組や雑誌の制作協力、映像、写真提供を多数行っています。万博の専門家として日経トレンディ、カーサ ブルータスにインタビューが掲載。テーマパーク・展覧会の報道関係者向け取材も多数行い、魅力を発信
株式会社ハピエル 代表取締役。WEBメディア テーマパークメディア ハピエル 編集長も兼務。USJ開業当初から約25年間通う。公式ファンクラブUSJファン クリスタルランク認定。1年間に50回パークへ。USJ攻略法や混雑予想の情報発信も行う。

