台風時のJR西日本の運休基準を解説!大阪・京都・兵庫の代替ルートも要チェック
台風が関西直撃!JR西日本の運転見合わせ基準と、運休が発生した場合の代替ルートを徹底解説。大阪・京都・兵庫の各エリアで利用できる他の交通機関や運行情報も詳しく紹介します。
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台風が接近すると暴風や大雨が心配ですね。
この記事ではJR西日本 大阪・京都・兵庫県で台風による運転見合わせの情報や、他の電車での迂回ルートを紹介します。
ちなみに関西の主なJRの路線名ですが関東地域と異なる呼ばれ方をしています。
・京都方面から大阪までのJR京都線(他の地域では東海道本線と呼ばれる路線)
・姫路・神戸方面から大阪までのJR神戸線(他の地域では山陽本線と呼ばれる路線など)
・大阪を円のように回る大阪環状線(東京の山手線のようなもの)
・JR神戸線 尼崎駅から北新地を経由し京橋に伸びているJR東西線
※関西では東海道本線、山陽本線という呼び方はしません。
神戸駅が東海道本線、山陽本線の境目になっていることもあり分かりにくいからかも。
これらの路線が大雨や暴風、大雪で運転見合わせ(運休)する基準、他のルートをまとめます。
2024年8月 台風10号サンサン 関西直撃の予報
8月31日から9月2日にかけて(当初は2024年8月26日午後、8月27日、8月28日にかけて)台風10号が関西を通過と天気予報が発表されています。8月29日15時時点
天気予報が発表されています。8月25日18時時点
当初は中心付近は最大風速40m最大瞬間風速60m。2018年に大阪で大きな被害を出した関空台風に似ていると報道されていましたが、8月29日8時ごろに鹿児島県薩摩川内市に上陸し、東へ進路を変更していまうs。
台風でUSJ旅行が心配な方はぜひお読みいただき、ホテルのキャンセル料金が発生する前に日程変更の検討することをオススメします。なお天気予報が外れた場合やJRが運休しなかった場合などあらゆるケースにおいて弊社では責任を負いかねます。自己責任でご判断下さい
2024年8月31日の計画運休について
8月31日(土)以降 近畿エリアの広範囲で運転を取りやめる可能性があるとJR西日本より発表されました。(8月29日4時30分)
瞬間風速、最大瞬間風速、最大風速とは
風速:10分間の風速の平均(この風速の数値より弱く吹いたり強く吹いたりしている)
瞬間風速:3秒間の平均風速(突風など、突然強く吹いてくる風の速さが分かる)
最大瞬間風速:瞬間風速の一番大きな数値(これより強い風は吹いていない)
風速の表し方には「平均風速」と「瞬間風速」があります。気象台が気象情報等で「風速」という場合
は「10 分間平均風速」のことであり、「瞬間風速」という場合は「3 秒間平均風速」のことです。また、
それぞれの最大値を「最大風速」及び「最大瞬間風速」といいます。
瞬間風速は、平均風速の1.5 倍から2 倍、ときには3 倍以上となる場合もあります。
JRが大雨・台風で運休する基準
暴風の場合は、JRは瞬間風速25m/s以上で運転見合わせを行うようです。
25mといえば、台風の暴風域(テレビなどで赤い丸で表示されるエリア)ですね。
ただ、暴風域に入っていなくても、滋賀県の湖西線のように普段から強風が吹きやすい場所や、山間など場所によっては風が強くなり、その周辺または路線全体が運転見合わせ(電車が止まる)の可能性があります。
※私鉄は瞬間風速25m/sまたは30m/sのようです。線路の幅が広いので風への耐性が強いのかも。
大雨の場合は、1時間あたりの降雨量が40mm以上、継続雨量300mm以上で運転見合わせになるケースが多いそうです。
なお継続雨量が基準を超えた場合、係員による点検を行って安全が確認されてから運行再開になるようです。
そのため運転再開までに時間がかかります。
また線路や斜面に相当量の雨水を吸い込んでいる場合は、土砂の流出入などの危険があるため、天気が回復していても徐行や運転見合わせを行う場合があります。
画像出典:JR西日本 プレスリリースより
瞬間風速25m/sとは
1秒間に25m空気が動いているということです。50mプールなら2秒で通過するスピードです。
車に置き換えると時速90km。高速道路で早く走っている車の速度です。
気象庁によると平均風速15m以上20m未満(瞬間風速20〜30m)の場合
人への影響:風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る。
屋外・建造物:看板やトタン板が外れ始める。屋根瓦・屋根葺材がはがれるものがある。雨戸やシャッターが揺れる。
とのことです。
瞬間風速30m/sとは
1秒間に30m空気が動いているということです。
車に置き換えると時速108kmとかなりの速さです。
気象庁によると平均風速20m以上25m未満(瞬間風速30〜40m)の場合
人への影響:何かにつかまっていないと立っていられない
屋外・建造物。根の張っていない木が倒れ始める。看板が落下・飛散する。道路標識が傾く。屋根瓦、屋根葺材が飛散する。
瞬間風速60m/sとは
1秒間に60m空気が動いているということです。
車に置き換えると時速216kmです。こんなスピードが出せる車は車種が限られていますし、日本では出せないですね
気象庁によると平均風速25m以上は屋外での行動は極めて危険ですが、瞬間風速60mが吹く時は、平均風速も40mと大幅に早い風が吹くでしょう。
瞬間風速60mだと気象庁によると、
車:走行中のトラックが転倒する
屋外:多くの樹木が倒れる。電柱で倒れるものがある。住家で倒壊するものがある。鉄骨構造物で変形するものがある。
とのことです
JR西日本 計画運休・運転見合わせの見込み
台風による暴風や大雨の天気予報により、前日や当日の朝に計画運休や運休する可能性が高いことをアナウンスされます。
計画運休(主に暴風の場合)は、何時頃の電車を最後に運休する(時間によっては最終電車となる)と発表されます。
大阪環状線、ゆめ咲線は7時40分ごろから運転を見合わせていましたが10時ごろに運転再開が発表されました。
2023年8月14日、15日 台風7号関西直撃による大雨・暴風で運転見合わせの見込み
8月15日は始発から終日運転見合わせが発表されました。
【始発列車から終日運転を取り止める線区・区間】
●北陸線:近江塩津駅~長浜駅間
●琵琶湖線:長浜駅~京都駅間
●JR神戸線:西明石駅~姫路駅間
●山陽線:姫路駅~上郡駅間
●赤穂線:相生駅~播州赤穂駅
●湖西線:京都駅~近江塩津駅間
●草津線:柘植駅~草津駅間
●奈良線:京都駅~奈良駅間
●学研都市線:木津駅~松井山手駅間
●大和路線:加茂駅~JR難波駅間
●おおさか東線:大阪駅~久宝寺駅間
●万葉まほろば線:奈良線~高田駅間
●和歌山線:王寺駅~五条駅間
●関西線:亀山駅~加茂駅間
●阪和線:天王寺駅~和歌山駅間
●羽衣線:鳳駅~東羽衣駅間
●関西空港線:日根野駅~関西空港駅間
※なお、JR京都線・JR神戸線の京都駅~西明石駅間については、普通電車のみ運転し、新快速・快速電車の運転を取り止めます。
→当日7時40分になり、急遽全列車運転見合わせ。各駅に電車が停車した状態となりました。
運転再開の目途は立たずとのことです(当日9時55分時点)
※2023年8月13日19時30分発表
8月15日~16日にかけて、京阪神(JR神戸線、京都線、宝塚線、大阪環状線など)、北近畿の各線区で列車の運転を取りやめる可能性があると発表されました。
※2023年8月13日13時発表
和歌山については8月14日15時以降運転取りやめが始まります。
(白浜~新宮駅間)
東海道新幹線 計画運休について
台風10号の接近により8月30日(金)の始発から三島から名古屋間で終日運転を取りやめすると発表しました。
台風本体は九州付近にいますが、静岡地区で大雨が降り続いており、今後も大雨、強風が予想されるため見合わせるとのこと。
名古屋から新大阪間は本数を大幅に減らしての運行となります。
ただし天候の急変などによっては長時間の運転見合わせが発生する可能性があります。(8月29日午前発表)
2024年8月16日は東京~名古屋間で東海道新幹線の運転を取りやめが実施されました。3日前に計画運休の可能性あり。2日前に終日の計画運休を発表しました。
2023年8月15日は計画運休が実施されました。
8月15日始発から最終列車にかけて、名古屋駅~新大阪駅間で運休が発表されました。
運転する東京駅~名古屋駅間で大幅に本数を減らして普通車全車自由席にて運転となります。
8月14日 計画運休は実施しませんが、ただし強い雨風の予報が出ているため、長時間の運転見合わせが発生する可能性があります。
8月16日 計画運休は実施しませんが、台風被害等により急遽運転見合わせとなる可能性があります。
※8月13日19時発表
と発表されましたが、8月16日は始発から運転。その後静岡県で大雨となったため約5時間半の運転見合わせとなりダイヤが大きく乱れました。
山陽新幹線 計画運休について
8月15日に、新大阪駅~岡山駅間で列車の運転を取り止める可能性があります。
2023年6月 台風2号・梅雨前線による大雨で運転見合わせの見込み
2023年6月2日の電車運行について、運転見合わせの可能性があると前日夕方に発表がありました。
台風による直接の大雨ではないですが、梅雨前線による災害級の大雨が予想され、線路や斜面に雨水が大量に吸い込まれることが見込まれます。
気象庁による1日時点で発表された警報切り替え予測の発表によると
2日の予想は下記でした。
大阪府:1時間最大40~50mm、3時間最大60~70mm、24時間最大150~200mm
兵庫県南部:1時間最大40~50mm、3時間最大80~100mm、24時間最大150~200mm
京都府南部:1時間最大30~50mm、3時間最大45~70mm、24時間最大150~200mm
1時間雨量が基準値を超えていますね。3時間に降る雨の量が多いので、それも影響しているのかもしれません。
2022年9月 台風14号の場合
9月19日に台風が直撃しました。
前日9月18日12時ごろに予告運休(計画運休)が発表されました。
大阪環状線の場合、
9月19日昼頃から減便。18時には全ての電車が終日運転取りやめとなりました。
また9月20日 朝の通勤・通学時間帯も運転取りやめされました。
JR神戸線、京都線は15時ごろから減便、18時には京都駅~大阪駅~姫路駅の区間で運転取りやめ
9月20日も朝の通勤・通学時間帯も運転取りやめされました。
気象庁 雨量・警報 予報・予測
時間帯別に1時間雨量や警報が出る可能性が表示されます。
私鉄など他の交通機関で移動する方法
JRは他の鉄道機関より早く運休することが多いです。
JRが止まっていても地下鉄や阪神電車、阪急電車、京阪電車、近鉄電車は動いている可能性があります。
USJにいる時に電車が止まってしまった場合は、西九条駅まで歩くかバス・タクシーで移動
地下鉄または阪神電車で移動しましょう。
新幹線 新大阪駅に行きたい場合
新大阪駅は、地下鉄(大阪メトロ) 御堂筋線で行けます。
大阪駅で御堂筋線 梅田駅へ行きましょう。
西九条駅からは、阪神電車に乗ってなんば駅へ。
なんば駅で地下鉄(大阪メトロ) 御堂筋線に乗り換えて新大阪駅まで行けます。
京都駅・大津駅方面に行きたい場合
■パターン1
阪急電車で河原町へ向かいましょう。
JR京都駅へ行きたい場合は路線バスか京阪電車 祇園四条駅で乗車し七条駅まで向かいます。
■パターン2
大阪駅からは御堂筋線で1駅 淀屋橋駅で京阪電車に乗り換えましょう
京都駅の近くは、京阪電車 七条駅で乗り換えられます。
滋賀県・大津駅方面へ行きたい場合は、地下鉄東西線または京阪電車で行くことができます。
姫路・神戸三宮方面に行きたい場合
神戸三宮へ行きたい場合は阪急電車または阪神電車で行けます。
姫路・明石へ行きたい場合は阪神電車に乗車し、直通電車ならそのまま山陽電車の路線に入れます。
山陽電車 姫路駅で降ります。
JR西日本・地下鉄・私鉄 運行状況
■JR
関西エリア JR運行状況
現在の状況だけでなく、計画運休のお知らせも、こちらのページに掲載されます。
列車1本ごとに何分遅れているか分かります。遅れがなければ定刻で走っていることが分かります。
60分以上の長時間遅れている場合は、動いていない可能性があります。
再読み込みしても電車が同じ場所に止まっていれば、動いていないか、ほとんど動いていないことが分かります。
■地下鉄
■私鉄
台風でUSJは臨時休園するか?
2023年8月14日は台風7号接近のため予定より早く閉園する可能性が発表されました。その後、8月15日は臨時休園しました。
悪天候のためパークの運営内容を変更した場合でも、パーク入場後のスタジオ・パスの払い戻しはありません。
※8月13日発表
2022年9月の台風14号の場合は、19日は15時に営業終了
20日は臨時休業となりました。
(大阪環状線が19日18時に終日運転取りやめ。翌日20日は通勤・通学時間帯 運休のため)
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USJ専門家、USJファンとしてテレビ出演や番組制作協力、映像、写真提供を多数行っています。
株式会社ハピエル 代表取締役
テーマパークメディア ハピエル 編集長も兼務。USJ開業当初から約24年間通いUSJ情報サイトの運営を行う。公式ファンクラブUSJファン クリスタルランク認定。1年間に50回パークへ。USJ攻略法や混雑予想の情報発信をする。ディズニーランドには27年間通っている。