鳥が歌い、ピエロが逆立ちする…京都にある【永守コレクションギャラリー】オルゴール・からくり人形がすごい!開館2周年記念イベントのトークショーも

永守コレクションギャラリー

からくり人形が逆立ちし、100年前の鳥が歌う…過去と未来が交差する、京都・永守コレクションギャラリー。音と技術のロマンに心が震える。

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京都の向日市にオルゴールの文化やその関連の技術、からくり人形を沢山展示、紹介している、とても素晴らしい施設があるのをご存じですか?

永守コレクションギャラリー

最新のオルゴール

オルゴールといっても、みなさんが普段見かける手乗りのタイプではなく、とんでもなく大きい物から、最新のデジタル機能と組み合わせた作品、そしてからくり人形とオルゴールが合わさった作品、そしてこれまでに見たことがない技術の作品まで、1890年代の物から現代の物まで、貴重な数々が展示してあります。

今回開館2周年記念イベントが行われましたので、その時の様子とこちらの施設についてもご紹介したいと思います。

□【永守コレクションギャラリー】紹介

◇ピエロが逆立ち?!「椅子の曲芸をするピエロ」

椅子の曲芸をするピエロ

椅子の曲芸をするピエロ

オートマタ研究者でもあるクリスチャン・バイィ氏の作品です。

動くまでは大きな人形のイメージしかなかったのですが、いざ動き出すと綺麗なオルゴールの音色に耳を傾けていると、このピエロがとんでもない動きをしていくんです。

椅子の曲芸をするピエロ

椅子の曲芸をするピエロ

椅子の曲芸をするピエロ

椅子の曲芸をするピエロ

2000年制作の新しい作品だそうですが、ピエロが椅子を持ち上げるだけでなく、その後にサーカスでよく見かけるような、椅子の上で腕の力だけで逆立ちまでするんです。

椅子を持ち上げるくらいかなと思っていた私は、そこからの動きに驚きを隠せなかったです。

どのような仕掛けになっているのか気になりすぎて、2回見させていただきましたが、2回とも目を奪われていただけで秘密に気づけなかったので、ぜひ実際にご覧いただきたいです。

その時の動画はこちら↓↓

すごいオルゴール・からくり人形!永守コレクションギャラリー開館2周年!コシノジュンコ氏とニデック永守重信氏のトークショーも

◇シンギングバード

シンギングバード

シンギングバード

まるで本物のような見た目の2羽の鳥がかわいらしく首と尾を振りながら、交互に美しい鳴き声を聞かせてくれます。

なんとこの鳥は100年以上前の本物の鳥の剥製だそうです!!
100年以上前の剥製だけでも驚きなので、それがいまだに動いて音色まで聞かせてくれるなんて、素敵だと思いませんか?

この鳥籠がまたアンティーク調で雰囲気があって、それも素敵ですよね!

鳥籠

鳥籠

さらに、これだけではなく、もう1つ違う鳥に鳥籠のパターンもあるんです。

こちらも剥製で今でも動くようです。驚きますよね!

鳴いて動いている実際の動画はこちら↓↓

すごいオルゴール・からくり人形!永守コレクションギャラリー開館2周年!コシノジュンコ氏とニデック永守重信氏のトークショーも

そしてこの鳴き声はフィゴとトロンボーンの構造の笛で再現されているんです。

アンデルセンの童話「ナイチンゲール」のモデルになったとか・・。

◇1890年に制作されたディスクオルゴール!

ディスクオルゴール

ディスクオルゴール

1800年代は他に音楽を再生できるものがなく、人類が1番最初に発明した音楽再生装置がオルゴールと言われることもあるようです。

生演奏・生歌の時代に登場したオルゴール!

当時はジュークボックスのようにコインを入れて音楽を流すタイプとして、親しまれていたようです。

さらに三重奏を奏でることができるオルゴールもこちらには展示されています。

三重奏を奏でるオルゴール

三重奏を奏でるオルゴール

オルゴールというと1つの音のイメージがありますが、三重奏は聴いたことがない方も多いかもしれません。

同じ曲ですが、アレンジが違う3枚から奏でるオルゴールの音は重ね合わさった時にとっても素晴らしい音色になり、感動します。

実際の音楽はこちら↓↓

すごいオルゴール・からくり人形!永守コレクションギャラリー開館2周年!コシノジュンコ氏とニデック永守重信氏のトークショーも

◇自動演奏ピアノ

自動演奏ピアノ

自動演奏ピアノ

オルゴールショーケースの部屋の中央に置かれた貫禄のある自動演奏ピアノがまず目を奪われます。

フォトスポットとしても素敵だと思います。

◇蓄音機の展示もあります

蓄音機

蓄音機

オルゴールから蓄音機が主流となる時代で、蓄音機も数々のものが展示されています。

どれもがいまだに現役で音を奏でられるということで、その素晴らしい保管方法に驚きを感じました。

音を聞かせていただくと、その時代に生まれていない私でもなぜかほっこりと落ち着く、不思議な音色で癒されました。

実際の音楽はこちら↓↓

すごいオルゴール・からくり人形!永守コレクションギャラリー開館2周年!コシノジュンコ氏とニデック永守重信氏のトークショーも

◇【特別展】2025年春「ラヂオの詩 ~谷川俊太郎コレクション~」

詩人谷川俊太郎氏の愛したラジオコレクション展

詩人谷川俊太郎氏の愛したラジオコレクション展

詩人谷川俊太郎氏の愛したラジオコレクション展

詩人谷川俊太郎氏の愛したラジオコレクション展

2025 年 3月 21 日 (金) ~ 5月 27 日 (火)

ラジオ放送開始(国内)100周年を記念した、詩人谷川俊太郎氏の愛したラジオコレクション展を開催しています。

オルゴール、蓄音機、そしてラジオへと変遷した音楽再生装置の個性的なデザイン、新たな素材を使用し時代の最先端を走り抜けたラジオの名品の数々を谷川俊太郎氏のラジオの詩と共にご紹介しています。

詩人谷川俊太郎氏の愛したラジオコレクション展

詩人谷川俊太郎氏の愛したラジオコレクション展

色んなデザインのものがあるなと、眺めていたらPEANUTSのスヌーピーのデザインのものも置いてあり、PEANUTSは今年コミック生誕75周年とあり、同じく歴史を感じながら拝見していました。

◇コシノジュンコさんと永守重信さんのトークショー

コシノジュンコ氏

コシノジュンコさん

永守重信さん

永守重信さん

2周年記念のトークショーでは、お2人の軽快なトークを聞かせていただけただけでなく、

リプロダクション事業

リプロダクション事業

新しい取り組みで制作された作品のお披露目もありました。

こちらの2体のこちらの作品の右側は、1905年フランスで作られたこの作品は精密なからくり機構と工芸品である人形が組み合わされており、芸術的価値が高いことが大きな特徴です。

そちらを次の100年先へ残していくために、永守文化記念財団ではリプロダクション事業を始動し、伝統的工法と最先端技術を組み合わせることでオリジナルを技術と芸術の両面から忠実に再現・蘇らせ、次世代へ文化財を継承していく活動を行われます。

そして完成したのが左の作品になります。

色褪せてしまったものも、より忠実に再現して半年かけて新しく生まれ変わった作品になっています。

実際の動画はこちら↓↓

すごいオルゴール・からくり人形!永守コレクションギャラリー開館2周年!コシノジュンコ氏とニデック永守重信氏のトークショーも

□まとめ

こちらの【永守コレクションギャラリー】は

入場は無料となっていますが、完全予約制になっています。

開館日 月曜日・火曜日・木曜日・金曜日

開館時間 10:00~16:00

ギャラリーガイドツアー時間(各回60分)

◎10:30(10:30~11:30)
◎13:00(13:00~14:00)
◎15:00(15:00~16:00)

ギャラリーガイドツアーは完全入れ替え制です。

ぜひ、1度足を運んで見てください。

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