【蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影】京都で開催!
京都市京セラ美術館で蜷川実花の大規模展覧会開催!花や光、香りに包まれた10の空間が没入体験を提供。五感で楽しむ幻想的なアートの世界へ!
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写真家の蜷川実花さんの展覧会が関西最大規模で京都で開催されることになりました。
大迫力の映像はもちろんのこと、蜷川さんが自ら手作りされた数々の作品を見ることもでき、音・映像・そして香りと五感を使って感じるだけでなく、10つの作品の中に自らが入りこめる没入体験ができる展覧会となっています。
京都市京セラ美術館で2025年1月11日(土)〜3月30日(日)開催のメディア内覧会へ行ってきましたので、ご紹介したいと思います。
□蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影

蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影

蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影
10つの作品の世界に入って行く体験ができる展覧会となっていますので、それぞれをご紹介していきたいと思います。
◇①Liminal Pathway (リミナル・パスウェイ)

リミナル・パスウェイ

リミナル・パスウェイ
会場の中に入る前に通るこの空間ですが、ここからすでに【蜷川実花】の世界が始まっており、これから訪れるワクワクや興奮がさらに高くなる空間となっています。
現実と幻想の境界を体験するような【蜷川実花】の世界感に入りこむためのスタートのようになっています。
天気のいい日には、京都の街並みとのコラボレーションもとても美しく、目を奪われます。
展覧会に入る時は、会場の中に入ることに心を奪われこの素敵な空間を後にしがちですが、
是非こちらにも注目していただくのがオススメです。
ここはフォトスポットとしてかなりオススメです。
時間帯によって、光の射す角度や量が変わってきますので、行きと帰りでその違いを感じていただけたら素敵だと思います。
◇②③Breathing of Lives (ブリージング・オブ・ライヴズ)

ブリージング・オブ・ライヴズ

ブリージング・オブ・ライヴズ
入ってまず目に飛び込むのは、無数に配置された水槽。
水槽に映像が流れさらに水面が揺らめいたような地面になっており、一気に幻想的な世界に入り込めます。
6分間の映像の中には、金魚の映像だけでなく、都市に刻まれた人々の営みや感情、そこに漂う記憶と希望を浮かび上がらせています。
京都特有の風景も入っており、都市の中で感じられる「いのちの息づかい」をテーマとした作品を感じることができます。
この現実世界ではありえない光景を見た瞬間に、みなさんは【蜷川実花】の世界へ完全に入りこんでいると思います。
◇③Flowers of the Beyond(フラワーズ・オブ・ザ・ビヨンド)

フラワーズ・オブ・ザ・ビヨンド
部屋に入る手前から、一気に花の香りに体が包まれます。
この部屋は沢山の真紅の彼岸花の間を歩き、日常から異界への移行を体感できるようになっています。
一気に暗くなった空間に赤いライティングの演出が入り込むため、お子様には怖いと感じるかと思いますので、お気をつけください。
彼岸花は日本では古くから「彼岸」という言葉と結びつき、生と死、此岸と彼岸の間を漂う象徴的な存在とされているため、生と死や終わりと始まりといったことについて考えさせられる空間となっています。
◇④Blooming Emotions(ブルーミング・エモーションズ)
ここでは映像で美しい花を見れるのですが、この映像モニターが特殊になっており、奥と手前とでかなり距離があり、この2つの映像が重なって3Dのような不思議で幻想的な見え方になっているのが特徴です。
音楽も特徴的で、映像を見ながら色々な感情を呼び起こすような不思議な空間となっています。
映像は約6分半ありますので、見ていくうちにどんどんのめり込んで世界に入って行けるようになっています。
◇⑤ Liberation and Obsession(リベレーション・アンド・オブセッション)

リベレーション・アンド・オブセッション

リベレーション・アンド・オブセッション

リベレーション・アンド・オブセッション
ここでは、写真家【蜷川実花】の姿だけでなく、アーティストとしての細かな作品を見ることができます。
大胆な絵の具の使用や過剰に装飾された額縁にまず驚かれる方も多いと思います。
アゲハ蝶デザインのオブジェの中にも、さらに蝶がいたり、真っ赤なルージュの唇があったり、不思議な目があったりと、じっくりと目を凝らしてみないと気づかないことが沢山あります。
パッと見るだけでは遠くからでは気がつかないそういった点は、人の心の中もパッと見た目だけではわからない、奥に秘めた感情や想いがあるようなそんな点を表現しているような空間かなと思います。
ぜひご自身の目で、気になる作品をじっくりと見つめてみてください。
◇⑥Silence Between Glimmers(サイレンス・ビトウィーン・グリマーズ)

サイレンス・ビトウィーン・グリマーズ

サイレンス・ビトウィーン・グリマーズ
人がすっぽりと隠れるくらい高さのあるパネルが6枚並んでいるこの空間は、先ほどまでの少し重たい雰囲気の空間から、日が射したような気持ちが上がっていくようなそんな空間になっています。
光と影が絶妙に表現された空間で、パネルだけでなくそのパネルから生まれる影までも計算されており、パネルを前から見るのか後ろから見るのかでも、オーロラフィルターによって違う作品のように見えます。
影にも意味があり、そして影があることで光がより輝いて見えるというような心模様も表しているそんな体験ができるようになっています。
じっくりと色んな方向からそれぞれのパネルを見てみてください。
◇⑦Whispers of Light, Dreams of Color (ウィスパーズ・オブ・ライト、ドリームズ・オブ・カラー)

ウィスパーズ・オブ・ライト、ドリームズ・オブ・カラー

クリスタルガーランド
ここはクリスタルが一面に光輝く、クリスタルガーランドからの光の空間体験ができます。
このガーランドは1500本、クリスタルは10万個を手仕事で作っている作品となっています。
蜷川さんも1万個のパーツを実際に作っておられたということで、どれを作ったかを想像しながら見ていただくのも素敵かと思います。
クリスタルに当たる光の角度や強さが変化していき、動きのあることで、いのちのきらめきやそして儚さなど、見るシーンや角度、見られる方によって、同じようには見えない、同じことは今しか起きないような、そんな今を生きる私たちが日々進んでいくことが表現された空間になっています。

クリスタルガーランド アゲハ蝶

クリスタルガーランド
クリスタルの中にもアゲハ蝶などが入っており、色んな作品がありますので、それらを見ながら、この作品の中にまで入っていくことができますので、是非中にまで入って見ていただきたいと思います。
◇⑧⑨深淵に宿る、彼岸の夢
Dreams of the Beyond in the Abyss (ドリームズ・オブ・ザ・ビヨンド・イン・ザ・アビス)

ドリームズ・オブ・ザ・ビヨンド・イン・ザ・アビス
入る瞬間に花の香りが広がるところからスタートし、入る前から圧巻の景色が見えている空間になっています。

ドリームズ・オブ・ザ・ビヨンド・イン・ザ・アビス

ドリームズ・オブ・ザ・ビヨンド・イン・ザ・アビス
この楽園のような天国のような鮮やかな花園が広がる空間の中に入ると、ここでも光が次々と変わり、空間は全く同じなのに、ライトの色や当たり具合で、こうもまでイメージが変わるのかという様々な感情を表現されている空間になっています。
綺麗な花でも光が当たるか当たらないか、その光がどんな色なのかで見る人の心を変えていく、それは黄泉の奥底のようでもあり天上の世界のようでもあり、、、。
同じ場所で写真を撮ってもかなり色目が変わりますので、是非時間をかけてじっくりと見て回っていただくのがオススメです。

ドリームズ・オブ・ザ・ビヨンド・イン・ザ・アビス

ドリームズ・オブ・ザ・ビヨンド・イン・ザ・アビス
そこから次の映像の空間に繋がるのですが、ここに入る瞬間は一気に足元が狂ってまるで異空間に吸い込まれたかのような感覚に陥ります。

ドリームズ・オブ・ザ・ビヨンド・イン・ザ・アビス
ここに入ったらもう二度と外の世界には戻れないのじゃないのかというような、これまでの人生で体験したことがないような世界観が広がっています。
4面のLEDディスプレイから映し出される映像は目の前だけでなく、天井と足元は鏡になっており、どこを見ても映像が自分を包み込むようになっています。
輝くキラキラの世界が広がったかと思えば、深く闇の部分を映し出したような奈落の世界が広がったりと、6分17秒の時間の中で、臨死体験にもとれるような世界を味わうことができます。
ここはじっくりとその世界感を感じてほしい部分で、この展覧会の1番のハイライトでもあります。
◇⑩Embracing Lights (エンブレイシング・ライツ)

エンブレイシング・ライツ
最後の空間は映像作品をじっくり見れる大きな部屋となっています。
ここでは光にフォーカスした映像作品になっており、6分46秒間、ダイヤモンドダストや森に射す木漏れ日など、様々な光を見るだけでなくそこから感じるエネルギーや生命との繋がりなどを感じたりできる空間になっています。
これまでの空間ではとくに座って見るというタイプではなかったのですが、ここでは座れるようにクッションが置いてあり、そこに座ってじっくりと映像を見ながら色々な世界を見たり、未来へと続く光を感じたりすることができます。
◇所要時間
映像作品を全て見るのであれば、それだけで30分ほどあります。
それらを見て回るのであれば1時間はあっという間に過ぎると思います。
プレス内覧会で、人が少ない中で見て回ったわたしは写真をゆっくり撮って回って、グッズも見て1時間半かかりました。
人が多いとなかなか写真を撮るのも時間がかかるので、映像はさっと見たとしても最低でも1時間は見ておいた方がいいと思います。
じっくり見たい方は1時間半から2時間はいれるのではないかなと思います。
□グッズ
ここでは公式サイトでは載っていないグッズの一部をご紹介したいと思います。

蜷川実花展 with EiM:彼岸の光、此岸の影 グッズ売場
○ガラスリング

ガラスリング
コレクタブルとなっており、10種類のどれが出るかわからないリングとなっています。
展覧会のポスターとなっているデザインのものもあります。
税込み¥950です。
○クリアコップ

クリアコップ

クリアコップ
底に4種類のお花のデザインがされており、飾っておくだけでも綺麗なクリアコップとなっています。
飲む時に下のお花が見えるのは気分も上がりますよ。
税込み¥1,650です。
○ポストカード

ポストカード
42種もあるポストカードは並んでいるだけで圧巻で、しかも大きさも普通のハガキサイズ以上の大きさがあり、かなり見応えのあるカードばかりです。
どれにしようかとかなり悩むと思います。
税込み¥281です。
□まとめ
展覧会概要
・会期:2025年1月11日(土)~3月30日(日)
・開館時間:10:00~18:00(最終入場は17:30まで)
・休館日:月曜日※祝・休日の場合は開館
・会場:京都市京セラ美術館
・チケット価格
一般¥2,300、大学・専門学生¥1,600、高校生¥1,100、小中学生¥800となっています。
■交通アクセス
JR京都駅から地下鉄烏丸線に乗車。烏丸御池駅にて地下鉄東西線に乗り換え
「東山駅」より徒歩約8分
または
京阪「三条駅」より徒歩約16分

モルモットとUSJを溺愛しすぎて、生活の中心にそれらを置いてる主婦です^ – ^笑コロナで仕事がなくなり、散歩がてら訪れたUSJに温かく迎えられ涙するほど感動。週3・4回通うことに!
主に新作グッズ、新作フードをチェックするのが大好きです。
読売テレビ草彅やすともの うさぎとかめ、テレビ東京デカ盛りハンター、TBS中居と大悟を口説く夜、テレビ朝日 USJ特番などテレビ出演多数。【USJファン クリスタルランク】【USJ年間パスポート最高ランク グランロイヤル保持者】
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この記事を監修した人

テーマパーク専門家(とくにUSJ)、USJファンとしてテレビ出演や番組制作協力、映像、写真提供を多数行っています。テーマパーク・展覧会の報道関係者向け取材も多数行い、魅力を発信しております。
株式会社ハピエル 代表取締役。テーマパークメディア ハピエル 編集長も兼務。USJ開業当初から約25年間通う。公式ファンクラブUSJファン クリスタルランク認定。1年間に50回パークへ。USJ攻略法や混雑予想の情報発信も行う。東京ディズニーランドには27年間通っている。
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